#真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたリアアリスが辺境Quest対応ワールドでスローライフ
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内容
『#真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたリアアリスが辺境Quest対応ワールドでスローライフなバー経営をする話』ストーリーのプロローグ
――私の名前はリアアリス。
視界が歪み、時間が引き伸ばされたような錯覚の中で、私は目を覚ました。
冷たい土の匂い。遠くで鳴く鳥の声。風が草を揺らし、どこかで人のざわめきが聞こえる。
……知らない場所だった。
けれど、焦りはなかった。驚きはしたが、私は冷静だった。
魔法少女として戦っていた。ならば、こういう理不尽な事態に巻き込まれるのも、さほど異常ではない。そんな達観した思考が、私の意識の片隅にあった。
服装を見れば、馴染み深いもの――魔法少女としての戦闘服。手を握れば、確かな感触。装備は揃っている。
状況は不明。でも、戦える。
そう思った直後だった。
「――火だ! 盗賊だ!」
誰かの叫び声。次いで、遠くから炎の揺れる光が見えた。
村が襲われていた。
躊躇はなかった。
私は魔法少女だ。ならば、助けるのが当然だ。
踏み込む。地面を蹴り、目の前の危機へと飛び込む。火の粉が舞い、悲鳴が響く中、私は敵を見据えた。
「おい、何だあの女……?」
獣の毛皮をまとい、錆びた剣を持つ男たち。顔には獰猛な笑み。
私はゆっくりと息を吸い、微笑んだ。
「盗賊相手に名乗るのも変だけど……まあ、一応ね」
夜風が吹く。
炎に照らされた私は、静かに名乗った。
「リアアリス。魔法少女よ」
そして、地を蹴る。
次の瞬間、私は――戦場にいた。
盗賊の頭領が剣を振りかざし、襲いかかる。その鋭い刃を、私は手にした魔法少女の杖で受け流した。
「軽い……けど、十分ね」
彼の動きに合わせ、杖を旋回させる。剣の軌道を逸らしながら、私は小さく呟いた。
「縛れ――《バインド》」
輝く魔法陣が地面に浮かび上がり、周囲の盗賊たちの足元を絡め取る。驚愕の声が上がり、動きを封じられた者たちが次々と倒れ込んだ。
「くそっ、こんな……!」
頭領が剣を振り上げる。しかし、私は余裕を持って構えを取る。
「あなたも、少しお休みしてもらうわね」
ふわりと杖を振る。淡い光が宙を舞い、頭領の体に降り注ぐ。
「《スリープ》」
彼の瞼が重くなり、剣を握る力が緩む。抵抗しようとするも、睡魔には抗えず、そのまま地面へと崩れ落ちた。
「ふぅ……ちゃんと魔法、使えるみたいね」
安堵の息を吐き、私は周囲を見渡した。戦闘不能になった盗賊たちを前に、村人たちは茫然と立ち尽くしている。
「た、助かった……!」
歓声が上がり、子供が泣きながら母親の腕に飛び込む。
やがて、一人の老人が杖を突きながら歩み寄ってきた。
「娘さん、あなたが村を救ってくれたのですね。感謝します」
村長らしきその人物が深く頭を下げる。
「私たちにできることがあれば、何なりとお申し付けください」
私は微笑み、そっと頭を振った。
「そんな、大したことじゃないですよ。ただ……少し話を聞かせてもらえますか?」
夜空を見上げる。ここがどんな世界なのか、私はまだ知らなかった。
スケジュール
逃亡中のため、一切不明で突然どこかのワールドのバーで開かれる
参加方法
主催者にゃ~の♪が「バー営業中」とステータス欄をしていたらバーをやっている可能性があります
ただし、もう一つのイベント
#元魔王のわたしがVRChatに異世界転生したら可愛いめいゆんちゃんになったので目立たないように第二の人生を始めたらワンオペのバーが繁盛しすぎて成り上がってしまったのですがなにか?
かもしれませんのでお気を付けください
注意事項
ネタバレ;リアアリスの戦った魔王の正体がめいゆんちゃんです